Vol.334
第14回現代絵本作家原画展 広島で生まれた絵本作家
自己を、外面的に捉えることのできる手段・形式にして伝えようとする活動、いわゆる表現活動の源流には感性の泉があり、それは表現を生みだすうえで、非常に重要な役割を担っているといえます。 その感性を育むさまざまな要素のなかの一つに、生まれ育った地域の自然・風土があります。 それらは地域ごとに異なる特性をもち、それぞれに異なった影響をそこに住む人に与えます。 そして、その影響を受けた人々はその関わりあいのなかで、独自の心象風景、すなわち「原風景」をその心の中に育んでいくのです。
ところで、絵本は「ことば」「絵」「物語性」「ブックメイキング」等の要素からなる総合文化・総合芸術であり、その魅力は老若男女を問わず多くの人々を惹き付けています。 その諸要素のなかで、「絵」という要素は大きな役割を担い、その絵画表現としての高い芸術性・独創性は、疑いなく絵本の持つ魅力の重要な部分を形成しているのです。
当館では、「絵本原画」の芸術性と独創性に焦点をあて、1982年から「現代絵本作家原画展」を開催しており、今までに50名あまりの国際的にも評価の高い、日本の絵本表現を築いてきた絵本作家とその作品を紹介してきました。
本年は当館開館20周年にあたり、それを記念して、広島地域に原風景を持ち、長年にわたり絵本表現に携わってきた実力ある絵本作家による100点余の絵本原画を紹介し、その作家独自の魅力あふれる世界をご覧いただきます。

《出品作家》
甲斐信枝(かい・のぶえ)
柿本幸造(かきもと・こうぞう)
梶鮎太(かじ・あゆた)
会期1999年7月17日(土)〜8月15日(日)
休館日月曜日
開館時間10:00〜17:00(ただし、入館は16:30まで)
会場東広島市立美術館
所在地広島県東広島市八本松南2−1−3
TEL0824-28-5713
観覧料一般400円、高大生200円、小中生100円